黄金のアデーレ 名画の帰還
今年の最初の映画は実話
仕事始めの4日、、ちょっとデパートに用事をしに行き、時間が丁度だったので
ラッキ〜!とささっと、、、入ってきました
思っていたよりも混んでいまして、ちょとびっくり(正月明けだと空いていると思っていたので、、)
グスタフ・クリムトの代表作「黄金のアデーレ」の返還を求める実話の映画
ナチスに奪われた肖像画の女性の姪が
駆け出しの弁護士とともにオーストリア政府を相手に裁判を起こします
無謀と思われる戦い、、でもそれには訳があったのです
実在の姪 マリアをヘレン・ミレンが演じました
ワタシはウィーンに3年、住んでいました
大好きな街、パリに住んでいた時も事あるごとにウィーンに遊びに行っていました
小さな街、ウィーン、街の小さな街角にも見覚えがある
ここはシュターツオパーの横、これはエンゲル薬局の前、、、街角が目に嬉しい
多分、もう行く事のない街角、、映画で堪能
クリムトのこの絵も何度もベルベデーレ宮殿で見ました
実を言うとそんなに好きな絵ではありません、、でも惹きつけられる絵です
黄金の絵はオーストリアの「モナリザ」
ナチに絵が強奪されたのが20世紀
映画ではマリアの若い頃と現代を往き来して、「絵」がどんなに大切なものか
絵に対する家族の想いを丁寧に描いています
20世紀のナチの部分、、目を覆いたくなる部分もあります
ナチから逃げる部分はとてもスリリング、、アメリカに亡命して生き延びられたのですが
ナチから逃げるのはとても大変だったのだと手に汗握りながら観てしまいました
しかし、、、大好きなウィーンの街角にナチの旗が翻っている所
美術史美術館の前の広場でのシーンでは大好きな街が!こんな姿だったんだ
と悲しくなってしまいましたわ
本当にあった素敵な物語
最後はすっきりと胸に映画が心に落ちてきました
新年早々良い映画を観たものです
今年も良い映画に出会えますように