BERNARD LOISEAU
ダンナが「何処かに連れて行ってあげる。リクエストは?」
間髪入れずに答えていましたこのお店に行きたい〜!
以前から狙っていたお店です
ル・ルレ・ベルナール・ロワゾー
フレンチに興味がある人なら必ず耳にした事のあるビッグネーム
ポール・ボキューズ ジョエル・ロブションと並ぶ名前です
日本でも「星に憑かれた男」として本になっています
(ワタシはまだ読んだ事がないので帰国したら買って帰りたいですね)
一代でミシュランの三ツ星を手にします。最高の栄誉を手にしたのですが
彼は猟銃で自殺しました
理由はいろいろ言われていますが、料理を酷評されたのが原因だと言う説が有力です
栄誉の代償が命だったのでしょうか、、、
ブルゴーニュ地方のソーリュー(Saulieu) という小さなな町には彼の料理を食べに
世界各国の人達が訪れて来ます
実際、ホテルの近くにヘリポートがあったのには驚きました(セレブは飛行機で来るのでしょう)
伝統的なブルゴーニュ様式の建物ですが、内装は木を基本に落ち着けるものとなっています
ホテルは4つ星 レストランは3つ星
そのレストランが今回のお目当てです〜♡
20時からのディナーのスタートでお願いしていたので
今回もゆっくりとシャワーを浴びてドレスアップ〜(気合い入りました)
最初はこちらでアペリティフを飲みながらカルテを見つつ料理を決めます
今回はこの地方の特産品。カシスと使ったキール(カシスの白ワイン割り)をチョイス
いつもはシャンパンのダンナもキールロワイヤル(カシスのシャンパン割り)
今回はロワゾー氏のスペシャリテというコースを事前におねがいしてあったので
ゆっくりとここで30分程キールを飲みつつ期待に胸をふくらませ〜
(すみません、膨らます胸、ありません)
このようなサロンでゆっくりと1時間くらいかけて料理を選んでいるのを見ますと
流石だな〜なんだか日本と違うよな。ってこんな所で思いますね
レストランに案内されて食事のスタートです
スープのあとがここの有名なJambonnettes de Grenouilles a la puree d'ail et au jus de persil
蛙のモモのソテーニンニクとパセリ風味
ロワゾー氏はバターを使わずにパセリやフォン・ド・ヴォーだけを使った料理を作った人です
彼の料理は「水の料理」と呼ばれています
今回ワタシ達が習っている肉を焼いた物に水を加えてデグラッセする。と言うのは彼の手法です
Sandre a la peau croustillante et founde d'echalote,sauce au vin rouge
すずきの赤ワイン風味
今回はインターネットで予約したのですが、ダンナがワタシのコルドンの初級の終了祝いだとコメントを入れていたのです
ここで本当に嬉しいプレゼントがありました
サーブしてくれている人が 背を低くして耳元で(サーブの人がこんな風に背を丸めるのは普通ないのです)このソースの作り方を教えてくれました。本当にビックリ
細かいレシピは無いものの、手順と隠し味(凄くびっくりするもの)を教えてくれました
隠し味の時にはワタシも聞き直して、、(フランス語でしたから)にっこり笑って
「そうですよ」と
サプライズなホテルからのプレゼントでした
細かい事を聞きたかったのですが、彼はフランス語しか通じなく、困っていたらソムリエの英語の上手な彼を呼んでくれました
ワタシ達の質問にも即答してくれた上に、皆さん
ワタシのお祝いだと分ってくれていました(ちゃんとブリーフィングがされているのでしょうね)
感激して食べ出してしまってから、写真を撮り忘れていたのに気がついたので
汚い写真になってしまいました
その後、鶏と進みますが、この付け合わせのポテトのピューレトリュフ入りが絶品
こんな美味しいポテトは二度と食べられないかも?ってくらい美味しかったよ〜〜
今回の一番はこのポテトだったくらい!
フロマージュとファーストデセール
そしてこれもとても有名なロワゾー氏の「砂漠の薔薇」
コーヒーは又サロンで如何ですか?と言うので
サロンに移動してゆっくりとコーヒーを頂きました
とっても優雅な時間。このフレンチはバターを多用していないのでお腹に優しい料理で
量の割には最後までしっかりと頂く事ができます
朝食は明るい昨日とは違った朝食用のレストランで、ワタシは軽めの朝食をチョイスしました
ロワゾー氏亡き後は夫人のドミニク・ロワゾーさんを中心として
Chefはパトリック・ベルトロン氏らと共に今日に至るまで3つ星を獲得しています
ソーリューのオーベルジュ(田舎のホテル)
本当に来て食べてみたかった所です
来た人には蛙のレシピがもれなくプレゼントされますが、、
読んだだけでも手間ひまがかかるのがわかります
ロワゾー氏。。早い死を残念に思ってしまいます
最後にしつこく(笑)彼のスペシャリテ!カエルはここのブルゴーニュ地方の郷土料理です