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ラスコーⅡ

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今から70年程前
ボルドーから120KM離れたここラスコーで
犬を追って穴に入った少年4人が発見した
15,000年前にクロマニヨン人が書いた壁画
余りにも有名なこの話とこの壁画

初めて目にしたのは、世界史の教科書のすみにあった小さな牛の絵

実物とてもは大きな洞窟でした

ラスコーⅡ_a0157935_23141490.jpg


今現在は本物は保存の為に立ち入りができず、数百メートル離れた所に
本物と寸分変わらずに11年の年月をかけて再現されたラスコーⅡを見学します

上の写真の白い横の部分がラスコーⅡで再現された部分
大部分の壁画はこちらにあるそうです

夏はとても込み合っているらしのですが
オフシーズンだったので、行って直ぐにツアーに参加する事ができました

ラスコーⅡ_a0157935_23422724.jpg

こんな所からスタートです

ワタシ達以外は皆フランス人
「フランス語、大丈夫?」と案内人に聞かれ
「英語で」とリクエスト

まぁ、フランス語と英語を交互によどみなく喋ってくれて
フランス語だと思ってのほほんとしていたら、英語喋っていたり、、
英語はワタシ達だけに喋ってくれているから、
ちゃんと聞いていないと、、、頷いたりもしなくちゃ、、必要よね
珍しく一生懸命に耳を傾けましたわ(笑)勉強になりました

最初に入った暗い洞窟の中で、どんな風にみつけられたか
再現されたか詳しく説明をしてくれます
15,000年前って急に言われてもあまりに数字が大きくてピント来ない
イメージする所は「始め人間ギャートルズ」←古っ

ワタシが思っていたより、1万5千年前は進化していたようです
赤土とか木炭を動物の油や血や樹脂で溶かして、色々な色を出し
動物の毛で作った刷毛や木の枝でできた筆で
ちゃんと足元に櫓の様な物を組んで洞窟の天井に絵を描いていたそうです

しかも、ワタシのイメージだと「木を燃やしたたいまつ」の様なものが灯りだと思っていましたが
ちゃんと燭台のようなものが作られていて
絵が黒くすすけないように「すす」のでない油が使われていたそうです

驚き〜〜!

そんなワタシの思い込みを覆す説明を受けた後で
ラスコーの洞窟に、、

天井いっぱいに広がる動物達の絵
大きなものだと、6メートル50センチもの大きさです

右に、左に、一つの絵に重ねる様に書かれているものもあり
色がもっと薄いのかと思っていましたら
本当にしっかりと色が残っているのです
(そっくりに復元なので、色も本物とおなじはずです)
牛の角は遠近法が使われて書かれています
1万5千年前に遠近法ですよ

圧倒されました

ワタシ、とても感動しました

古代の大傑作です

良いものを見させて頂きました
世界遺産になっています

パリに帰ってから日本の息子に感動の一部始終を電話で報告する母(ワタシよん)
息子も「いいな〜一生に一度、目にしたい物のひとつだよね」って
是非見てください、、是非足を運んで感動してください

このそばに Le THOTというもう一つの復元洞窟があって
コンビチケットを購入していたので、足を運んだら
12時前なのに、入れてくれない「終わり」って受付のお姉さんが

良く見たら11時半に最後のツアーが出てしまった後でした

残念〜〜く〜〜!!
って顔していたら「ごめんなさいね」って、、フランス人が!
いえ、、フランス人から「ごめんなさい」聞いたら、、あきらめられます(笑)

でも、やっぱりちょっと残念だったかな

ラスコーⅡ_a0157935_23432315.jpg


パリに帰って、ラスコーに行ったことのある友達に
「良かったね〜〜」って鼻の穴膨らませて言ったら
「でも、複製でしょう、、そんなに、、」って

あれ、、、、、?、、人によるかもですね

でも、ワタシは大きな声で言いたい〜〜

古代の大傑作だよ!是非時間のある人は見て感動してね
by chez-nami | 2011-10-27 23:49 | 旅行
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パリ駐在から日本へ フランス料理を極める?


by chez-nami
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