古典バレエではないので見るのやめようかなぁ、、って思っていましたが
お友達から見せてもらった予告をみたら目が釘付け
素晴らしいのなんのって!
ワタシ、ウィーンに住んでいたことがあるのでこの物語はよく知っています
ウィーンの南にあるこの事件があったマイヤーリンクの狩猟小屋(とはいえお城ですよ)に行って見てきました
のでとても興味深くこのバレエを見ることができました
日本で有名なオーストリア帝国の皇妃のエリザベートの息子の「ルドルフ」ベルギーの王女との政略結婚の舞踏会の華やかなバレエからスタートですでも、ルドルフはこの結婚が嫌で仕方ないその宴のあとに元愛人の伯爵夫人に男爵夫人の娘のマリーを紹介され惹かれていきますその後にハンガリーの独立を囁く友人たちとの踊り、嫌でたまらない新婦のステファニーとの踊り
喋りはありません、バレエですものでもその物語がバレエから容易に見えてきます
母のエリザベートに甘えたいルドルフ、でもエリザベートから拒絶されてしまいます(ここは史実とはちょっと違いますよね)そんな気持ちを新婦にあたり、骸骨と拳銃で脅すルドルフ、狂気が見えてきます新婦、何も悪いことはしていないのに、、一番かわいそうなのは彼女ですよね、、
その後、馴染みの高級娼婦に心中を持ちかけるも断られ、惹かれたマリーに持ちかけルドルフに夢中になっていたマリーが心中を決意するこの時の踊りが本当に秀逸!ルドルフのスティーブン・マックレイとマリーのサラ・ラムさんの踊りはなんて表現したら良いのかしら?
「さすがロイヤル」
この踊りの後に心中へと2人は突っ走るのですが、狂気のルドルフが素晴らしいのです
女性が主役のバレエが多いのですがこれは男性が主役のバレエ珍しいバレエですよねモダンでもなく、古典でもない躍動感に溢れたバレエでした
ワタシ個人的には住んでたウィーンで見てきたマイヤーリンクの物語のバレエとても惹かれて魅せられて、長い上映時間にも関わらず飽きずに興奮のまま見続けました
サラ・ラムさん、素晴らしいダンサーですねぇ
ロイヤルオペラ、まだこれから素敵な演目が上映されますそれも楽しみに待ってみることにいたしましょう